【完全版】エックスサーバ－からロリポップへ移行する手順
エックスサーバ－からロリポップへWordPressを移行する手順は下記の通りです。
PHPのバージョンをチェックする
移行元と移行先のPHPバージョンが異なる場合、これまでのPHPバージョンで動作していたWordPressのテーマ・プラグインが動作しなくなるケースがあります。それぞれは公式サイトの仕様（機能）ページで確認できます。
⇒ エックスサーバーのPHPバージョンを確認する
⇒ ロリポップのPHPバージョンを確認する
ただ、動作するかしないかは実際に移行してみないと分からないので、お試し期間中に移行して確認してしまえば良いだけです。また、ロリポップではPHPバージョンを変更することができます。
⇒ PHP設定
(ロリポップ)お試し契約する
ロリポップにはお試し期間があります。この期間を利用してWordPressを移行してきちんと動作するか確認してしまいましょう。なお、ロリポップのエコノミープランはWordPressが使えないので、エコノミープラン以外を選ぶ必要があります。
(エックスサーバー)ファイルをダウンロードする
FFFTPなどのファイル転送ソフト（FTPソフト）を使って、WordPressを構成するすべてのファイルをダウンロードします。
⇒ FFFTPの取得とXSERVERとの接続方法・ファイルの転送方法
ダウンロードすべきファイルは、下記のような頭文字に「wp-」などの付いた階層にあるファイル群以下すべてのファイルです。
ダウンロードしたファイルは後でまとめて移行先にアップロードするので、1つのフォルダにまとめておくと良いです。エラーなどでダウンロードがうまくいかない場合は、バックアップサービスやサーバーコマンドを利用してサーバー側でいったんzipファイルにした後、ダウンロードすると確実です。
(エックスサーバー)データをエクスポートする
エックスサーバーからデータベースの中にあるデータを取得（エクスポート）します。取得するこのデータはデータベースの中にある「テーブルとその中身」になります。
⇒ エックスサーバー – phpMyAdminでデータベースをエクスポート
(ロリポップ)データベースを作成する
先にエクスポートしたデータを移行先のロリポップのデータベースに格納するため、ロリポップにてデータベースを作成します。また、データベースを扱うユーザー作成とパスワードも設定します。
wp-config.phpを修正する
エックスサーバーでダウンロードしておいたファイル「wp-config.php」のデータベースの記述部分の4ヵ所を変更します。上記の黒塗りの部分です。先のロリポップで作成・設定した「データベース名」「ユーザー名」「パスワード」に変更します。最後の4つ目のホスト名には「localhost」と入力すればOKです。
(ロリポップ)ファイルをアップロードする
FFFTPなどのファイル転送ソフト（FTPソフト）を使って、WordPressを構成するすべてのファイルをロリポップの公開ディレクトリにアップロードします。
(ロリポップ)インポートする
ロリポップのphpMyAdminで、エックスサーバーでエクスポートしたファイルをインポート（取り込み）します。
⇒ ロリポップ！ – phpMyAdminでデータベースにインポート
(ロリポップ)ドメイン設定する
取得したドメイン事業者（またはドメインを管理している事業者）でネームサーバー設定をロリポップへと設定変更をし、ロリポップにて利用するドメインを追加します。
⇒ 他社管理ドメインのネームサーバー変更方法
⇒ ロリポップで独自ドメインを設定・追加する方法を解説
以上が（URLが変わらない時の）エックスサーバーからロリポップへ移行する手順です。
補足：URLを変える場合
移行と同時にURLを変える場合は、DNSでのURL変更*に加えて下記2つを行う必要があります。（*先のDNSで登録するURLを変えるだけです。
DBで別ドメインに変更
変更する情報は、データベース内のテーブル名（ _options ）にあります。
siteurl、homeの値を新しいドメイン（URL）へと変更します。
リダイレクト設定をする
元のURLにアクセスを移行先のURLへと転送（リダイレクト）させます。WordPressのプラグイン「Redirection」で行います。
⇒ Redirectionの使い方ーWordPressプラグイン【初心者向け】